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嫌いなものを食べられる魔法

 私が小学生だったころ、給食で出る牛乳と生の食パン、ソフト麺がどうしても嫌いで仕方なく、こっそりと隣の席の友人に食べて貰ったりしていました。当時と比べると、最近の給食は子供たちが好むものが多くなっているようですね。でも牛乳様は今でも学校給食の定位置に居座っておられます。
 高知県だったかのある小学校では、試験的に給食の牛乳を廃止し、代わりに小魚等でカルシウムを補う給食に切り替えたというニュースを先日読みました。牛乳費が浮く分によって、消費税が上がっても給食費も据え置きできるのだとか。牛乳は単なる好き嫌いだけでなく、体質的に受け入れられない子もいるはずなので、いい方策だと思います。

 ところで我が家にはこの春に小学2年生になったばかりの息子がいます。彼も私と同じく牛乳と食パンと生野菜が大嫌いで、一年前の入学当初は給食がイヤだイヤだと毎日のように訴えていました。しかし彼の通っている小学校には「嫌いなものは1口だけ食べれば残してよい(1口は必ず食べないといけない)」という方針があるらしく、牛乳やサラダは1口のみで後は残していたそうです。甘いと言えば甘い方針ですが、息子にはその方針が合っていたようで、少しずつ牛乳も飲めるようになってきました。

 1年生の終わりに、2年生の目標を自分で書くという授業があったそうで、息子は「牛乳を全部飲む。なわ跳びを飛べるようになる」と書いていました。
 そしてなんと、2年生の給食初日から、牛乳を全部飲み、嫌いなニンジンサラダも完食できたのだそうです!

 急にそんなこと出来る訳ない!と思っちゃいましたが、それが出来たのは、彼自らが編み出した「嫌いなものを食べられる魔法」を使ったからなのです。
 折り紙に、その魔法の手順を書いてくれました。

" きらいなものをたべるまほう
 あたたかいおちゃをのむ
 または はなをつまむ
 一かい休憩する。
 すきな人のことをかんがえる "

 私も小学生時代にこの素敵な魔法を知っていたら、きっと牛乳も食パンも完食できていただろうなぁ!

 ちなみに、なわ飛びの方はまだ上手く飛べないようです。なわ飛びが上手になる魔法を知っている方がいたら伝授頂けると幸いです。
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